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1ページ解説

タイムスタンプとは?ブロックチェーンに乗せられる情報

ビットコインは,従来の暗号技術を様々活用することで取引の安全性を保っています。

 

仮想通貨は英語で「crypt(暗号) currency(通貨)」と呼ばれているほど,暗号技術に支えられています。

 タイムスタンプも暗号技術と関係があります。

仮想通貨に使われる暗号技術

主にこれらの技術が使われています。

この記事ではタイムスタンプについて解説します。

 

タイムスタンプとは

「この文書が作成されたのはいつか」

「この文書はある時点から変更されてないか」

この2つを確認するためにタイムスタンプがあります。

 

タイムスタンプとは,電子文書やネット上の取引が存在した時刻を証明するサービスのことです。

 

 

なぜ必要なのか?

インターネット化が進んだことによって,さまざまなデータがネット上に溢れるようになりました。誰でも気軽に情報を発信することも可能になりました。

 

その一方で,情報の信頼性に問題が出てきました。顔も見えず,手書きではないので筆跡もない。相手を信頼できなければいろいろな取引ができないので,セキュリティが必要になりました。

 

そのための暗号技術なのですが,情報が安全であるか確かめるために,

誰が,いつ,どこで,なにを,どうした。

この要素をはっきりさせます。

 

タイムスタンプはこの要素の中で,いつにあたります。

 

タイムスタンプの仕組み

f:id:choku_note:20171227115919g:image

文書にタイムスタンプを付与してもらいたいときは,その文書のハッシュ値を得ます。

 

※ハッシュとは…ハッシュ関数を用いてデータを圧縮すること。文章や画像や動画などのデータもハッシュにかければ決まった桁に圧縮される。ハッシュ値とは圧縮された文字列のこと。

例)あいうえお

             ↓ハッシュにかける(SHA-256)

FDB481EA956FDB654AFCC327CFF9B626966B2ABDABC3F3E6DBCB1667A888ED9A

例2)ああうえお

             ↓ハッシュにかける(SHA-256)

50BAB3AD13E1F56129B2593F8CF6807431BC3078A74FC90F9149C158D2FC95AE

 

※一文字でも違うと全く違う結果になる

 

このように文書をハッシュにかけた後,タイムスタンプをもらうために時刻認証局ハッシュ値を送ります。

 

f:id:choku_note:20171227115937j:image

 

※時刻認証局日本標準時原子時計から正確な時刻を把握している

 

ハッシュ値を受け取った時刻認証局ハッシュ値と正確な時刻をセットにしてタイムスタンプを作ります。

 

これでタイムスタンプは完成です。

 

タイムスタンプの活躍

こうして作られたタイムスタンプは,文書が作られてから月日が経った後に有用になります。

 

アリスが,ある文書を読んでいます。アリスはその文書の内容と作成された時刻を見て驚きます。「この文書は素晴らしい。他の誰よりも早い時期で正確な情報が載っている。」

 

しかし,その文書が作成された時刻は信用できるのでしょうか。インターネットではコンピュータの中で簡単に書き換えることができます。

 

アリスは,真実を知るためにタイムスタンプを確認しました。そこには時刻認証局の承認が記載されていました。これで正確な時刻だったことがわかりました。

 

どうやって確認するのか

タイムスタンプに記録されているハッシュ値と今アリスが見ている文書のハッシュ値が同じになれば,その文書が作成された時刻とそれ以降内容が変更されてないことがわかります。

 

もし、その文書のハッシュ値とタイムスタンプに記録されているハッシュ値が全然違うものだったら,その文書は作成されてから変更されたことが分かります。

 

元のデータが一文字違うだけで全く異なる文字列が出てくるハッシュ値の特徴が利用されています。

 

まとめ

  • タイムスタンプは文書の作成時刻とそれ以来変更されていないことを証明するサービス
  • 文書のデータを整合するためにハッシュ関数を利用している
  • 時刻認証局原子時計日本標準時を把握しているので正確な時刻を保証できる
  • タイムスタンプは手軽に文書の整合性を確認できる

 

以上です。

ありがとうございました。