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インターネッツ

『科学・技術と生活空間』 村上陽一郎『文化としての科学/技術』

まとめ

文明化は、自然を人間用に変えてしまう行為だ。自然を人間用に改造した結果生まれるのが「文明」。また、自然を改造していくために必要な道具を技術と言うようになった。

他人に迷惑をかけない限りは何を望んでもいい風潮が生まれた。人々の欲望は無限に拡大し、それに伴って技術も無限に拡大していった。

また,大衆化という流れにおいて、人々の欲望は増していく。今までは生活空間に縛られてできなかったことを欲するようになった。技術は大衆の需要に応えようとする。そのために行われる競争や宣伝は正当化されていった。人々が今まで望んでもいなかった眠っていた欲望を呼び覚ますことまで正当化された。

 

読後感

一人ひとりの個性が潰されて、大衆として一括りにされていることは、近代化の罪だ。今,大量生産・均一生産の時代は終わりつつある。本当の豊かさとは、一人ひとりの個性に応じた生活ができることで、全く異なった欲望を持った人が集まっても社会が成り立つことではないか。

 

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