まとめ
言語でものを知覚するとき,知覚されるものそれ自体が持つ文脈や背景などは一切無視している。言語で知覚されたものは,概念的なものである。鳥・恋愛を知覚するとき,人は典型的な「鳥」・「恋愛」を知覚している。
現実で起こることは,全て物語の一場面であるが,関心を示さなければ,典型的な物語としてしか知覚されない。
読後感
物語る欲望もあれば,典型化する欲望もある。人間が生み出した共通概念は,機械学習の話に繋がりそうだし,イデアも連想させる。
語彙
- 典型…同じ特徴を持つものの集合の中で,その特徴を最もよく表しているもの。主観や時代にもよる。
- 相貌・概念・プロトタイプ
- 外延・内包