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1ページ解説

『物語るという欲望』内田樹『映画の構造分析』より

まとめ

映画を見る時,ストーリーとは直接関係がないような偶然映った要素を無理やり意味付けて解釈したくなる。これは物語る欲望だ。

話と話の前後に脈絡がないもの、脈絡が欠けているものを見た時、人はすき間を埋めたがる。正しい解釈によってではなく個人的な考えで埋めようとする。

ストーリーは因果関係で進む。それに対して「物語」は欠けた脈絡を埋めることによって生まれる。

 

読後感

物語の原動力は、物語る欲望である。これは間違いがないように思える。さらに言えば、物語る欲望は人間の持つ大きな欲望の1つではないか。この欲望は、近年薄れているように感じる。その例は日本のドラマだ。日本のドラマは解釈が開かれていない。100人の人が見たら100人の同じ解釈が聞けることだろう。もちろん感想はそれぞれ違うだろうけども。日本のドラマを見る視聴者は、ストーリーを消費するだけだ。物語に参加する意欲を起こさない。

(2018/8/26 追記)------

とは言っても,聖地巡礼とかアイドル文化とかは物語る欲望だよね。

------追記終わり