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インターネッツ

『思考バイアス』池内了 『疑似科学入門』より

 

まとめ

神秘的な体験に対する人間の仮説にはバイアスがかかりやすい。

例えば,「関連性の錯誤」がある。目立った二つの事柄をただ目立つという理由で結びつけて考える心的作用のこと。

「関連性の錯誤」に陥らない推論の方法がある。

  • Aが起こってBが起こった場合
  • Aが起こってBが起こらなかった場合
  • Aが起こらなくてBが起こった場合
  • AもBも起こらなかった場合

この計四通りをきちんと調べることだ。

人間は,AとBの双方が起きた場合のみを記憶しやすい。「空想から科学へ」の手続きを経た推論を行うべきなのだ。

 

読後感

疑似科学にはまっている人を見たときに声をかけるべき言葉はなにが良いのだろうか。その人にとって幸せな真実を,嘘だと教えてあげることは正しいのだろうか。

 

語彙

  • 夢枕に立つ
  • 虚々実々
  • ジンクス…原語では縁起の悪いものという意味。